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水力発電による太陽光発電の補完について

水力発電が最大の国産エネルギーであった時代があります。日本は海洋国で定期的に低気圧が通過して山岳地帯に多量の雨をもたらすことはまさに無限の油田を持つことに等しいことを再認識しなければなりません。一時に降った雨を洪水にさせずエネルギーを得るならば現在の10倍以上の潜在能力を持つまさに純国産エネルギーそのものなのです。近年ダムがその効用を忘れられ、欠点ばかりを指摘され新建設が衰退しています。

   旧ダムの欠点  (1) 水流を遮断して山の養分が流れ下らず海を貧しくすること。

           (2) 魚類の遡上を阻害すること。

           (3) 短期間で土砂で埋まり機能を喪失すること。

           (4) 住み慣れた土地を追われること。

           (5) 地震等でで破壊したときに大きな洪水被害になること。

 上記の欠点を無くしたダムができれば太陽光発電を補完する第2の自然エネルギー 取得方法として復活することになります。その方法は

  (1)ダムサイトの選定と規模は新規に計画するものは住居のないところに計画すること。住居の付近は規模が小さいものの連続にすることで対応すること。・・・・欠点(4)の対策

  (2)アーチ式ダムを禁止。すべてロックフィル式か重力式に統一する。 ・・・・・・・欠点(5)の対策

  (3)下図のようにダムの上流と下流を連続した人工の水路(照明付き)で結び通常の流れを遮断しない。ダムには濾した水を貯めること。(貫流水路付ダム)・・・・・・・・・・・欠点(1)(2)(3)の対策

 以上でダムが悪者にされる理由はまったく消失します。

 また新規計画のダムはもとより従来型に水路を追加する工事でダムの欠点は霧散します。

「ソーラーシェアリング」政策とこの「貫流式のダム」による水力発電が補完しあうことによって地下資源依存体質から完全に脱却することが可能になります。